『Coco d'Or』レビュー   by O.H@管理人



hiroちゃんの歌の魅力とは、何だろう? 私は、聴くヒトに官能を覚えさせる、ということではないかと思っています。 歌に酔わせる、そう言い換えても良いでしょう。

JAZZカヴァーアルバム『Coco d'Or』は、まさにそのhiroちゃんの魅力が最大限に発揮されている作品になっています。 何と言っても、聴いていて心地良い。 hiroちゃんとしては低くて渋い、しかしどこか甘く官能的な響きがある歌声。JAZZシンガーとしては、やはり全体的にまだまだ若さが目立つ感じではあるけれど、 でもそれが実に良い。

私は、もう何年も前から『hiroちゃんがJAZZを歌う』ことを望んでいました。 「いつかは実現して欲しい」とずっと思っていました。 しかし、それがあまりにも早かったことには正直不安も感じました。何しろ、私自身の予想よりも5年以上も早かったんですから。 でも、その不安は単なる取り越し苦労だったようです。

若々しくて、でも大人びている。それも無理して背伸びしたんじゃない、等身大の大人っぽさ。ちゃんと『二十歳のhiroちゃんが歌うJAZZ』になっている。 それを素直に楽しめるアルバムではないでしょうか。

そして、私は一つの確信を得ました。 私がずっと願ってきたこと。『hiroちゃんがJAZZを歌いこなす』こと。 それは、おそらくhiroちゃんにとっての一つの到達点にはなっても、終着点ではないだろう、ということを。 今よりも高いレベルでJAZZを歌うことが出来るようになる。実現するのは10年後、20年後かもしれないけれど、結局、それは目標の一つにしか過ぎないのだろう、と。

JAZZは、「完成する」というものでは無くて、ただ「深くなる」ということのみなのではないか、と思ってます。 多分、それは人生の深さと似たようなものなのでしょう。 hiroちゃんのJAZZが今後どうなって行くのかを決めるのは、「島袋寛子」というヒトに全て委ねられている。 そういうことなのではないでしょうか?

『Coco d'Or』はただの一枚のアルバムに過ぎないかもしれないが、hiroちゃんの無限に続く未来への道を指し示している、と思う。




物凄く苦労したレビューです(苦笑) 何しろ、3回書いてはボツにする繰り返しで、4回目にやっと書き上げられたという・・・。 私は、以前からhiroちゃんにJAZZを歌って欲しかったんです。 それが、思いがけずこんな早くに、それもスタンダード・ナンバーのカヴァーなんていうストレートな形でやってくれて、嬉しいんだけど、 思い入れが強過ぎてなかなかうまく文章にならなくて(苦笑) 何とかかんとか書き上げて、掲示板にアップしたら、何故か評判が良いんですな。 本人としては、結構欠点が見える文章なので・・・複雑でしたね(笑) (2006.09.17 O.H)

レポやレビューを、寛連以外の掲示板に書き込みする際に、ちょっとだけ書き換えたり、一文付け加えたりすることがあるんですが、 このレビューでもそういうことをしてたのを、偶然発見しました。 別のことで、昔の掲示板のデータが残ってませんか?と問い合わせたときに、送って頂いたデータから見つけました。 我ながら、なかなか良い文だったので(笑)、少し修正して追加しました。 ほんのちょっとですが、このレビューも深みが増しましたね。 (2006.09.30 O.H)