『寛 クリップ・コレクション』レビュー   by O.H@管理人



まず、このジャケ写が素敵! セピア色に染まったhiroちゃんが、まるで一枚の絵の様で美しい・・・!

もちろん中身が素晴らしいのは言うまでもありません。 懐かしいのも、お馴染みのも、今回が初見のも、選り取りみどりです(笑)


『見つめていたい』。 いや〜若いわ、hiroちゃん(笑) これが大体今から7年ちょっと前、当時14歳ですよ。 若いって言うか・・・その時はそんな風には思わなかったけど、まだ幼さが残ってるもの。 それだけに、当時の「寛ちゃん」のピュアなパワーが画面を通して伝わって来ますね。 終わった後の仕種、何度見ても笑っちゃうなぁ♪

『AS TIME GOES BY』『Bright Daylight』のころは、髪型の所為もあるんだろうけど、まだ「SPEEDの寛ちゃん」という雰囲気が色濃いですね。 まあ、ある意味当たり前。まだ、解散前ですもの(苦笑) 『AS TIME 〜』はN.Y.、『Bright 〜』はハワイといずれも海外ロケ。いや〜当時のPVは贅沢だったなぁ(笑) 『クリップ・コレクション』全体を通して見ると、『Bright 〜』だけ他のPVと異なる印象を受けるんですよね。 何でかなぁと思って、何回か見直してたら・・・何となくですが、「SPEEDのPV」っぽいような気がする(苦笑) 皆さん、どー思います?

『Treasure』は、この曲以前のPVと比べて、画面から漂うフレーバーまでが様変わりするようです。 「しっかりと前を向いて立っている」 ふと、そんな言葉が思い浮かんで来たりします。 ここから、シンガーhiroが本当の意味で始まった。見ていて、そんなことを感じさせてくれますね。 画面から、hiroちゃんの「これが私! この私を見てっ!」という、叫びというか、祈りみたいなものが出て来るPVです。

『Confession』。 『Your innocence』とこの曲との間に起こった事。一夜限りの復活ライブ。そして、レコード会社の移籍。 移籍第一弾がどんな曲になるのか、ドキドキしながら待ってたことを思い出します。曲を聴き、PVを見て、とても安心したことも。 サビの、クラブでのダンス・シーンがめちゃめちゃカッコイイ! それほど時間的に長くないシーンなのに、何でこんなに印象的なのかと思って、時間を計ってみたら(←hiroバカ)・・・いや、プロの業はスゴイわ。 サビは一番、二番、リフレインと3回あるんですけど、hiroちゃんが踊ってるシーンは一番ではサビ全体の1/3以下、それが二番では2/3に、リフレインではまた1/3に なってる! 手計測ですけど、一番とリフレインは秒数まで同じ! 印象付ける為に、こんな工夫が凝らされていたんですねぇ・・・納得。 hiroちゃんのPVの中で好きなのを選ぶと、必ずベスト3に入ってくるPVです。

『Eternal Place』はねー・・・曲の方はマイ・フェイバリット・ソングなんだけど、それだけにこのPVじゃ満足出来ん、というか。 コンセプトは間違ってないと思うけど、曲のスケール感に映像が負けてるような気がするんですよね。 まあ、セット撮影だもんなぁ。せめて野外ロケしてたら印象が違ったと思うんだけどなぁ。 うーん、困ったもんだ。

『愛が泣いてる』。 画面の上の光と闇。明暗のコントラストを付けた映像がラテンを感じさせてくれる。 hiroちゃんも、今まで見せたことのないような、複雑で様々な感情の入り混じった表情をしていて、実に官能的な作品に仕上がってます。 それにしても、いい顔してるわあ、hiroちゃん。 私は男なんで、女性の内面については謎だらけですけど(笑)、あの表情は実に奥が深くって。 歌詞の意味と考え合わせると、図り難いことが沢山有りそうで、色々と想像を掻き立ててくれるPVでもあります。

『光の中で』。 新曲『ヒーロー☆』を別にすれば、このコレクションの中で、この曲だけフル・ヴァージョンのを見ていなかったんです。 それで、ちょっとワクワクしながら見てみると・・・あぁ、何て素敵なPVなんでしょうか。 やさしくて穏やかな曲と実に見事な調和を見せている映像。 日の光。木々の緑。静かな佇まいの町並み。 それらに被さるように、包み込むように流れる、hiroちゃんの心地良い歌声。 まるで、歌声が、フレーズのひとつひとつが光を放って輝いていて、その光が画面からあふれ出てくるような気がします。 見ているだけでうっとりしてしまう、素晴らしいPVです。

そして、新曲の『ヒーロー☆』。 あの二人のhiroは何を象徴しているんでしょうか? 私にはこんなふうに思えました。 モノクロームの世界で踊る「白いhiro」は、何物にも染まることのないhiroを。 色彩の世界で佇む「黒いhiro」は、全てのものを受け入れていくhiroを、それぞれに表している、と。 そして、hiroの本質はその「二人のhiro」が統合されたところにあるのではないか、とも。 「全てのものを受け入れ」ながら、「何物にも染まることのない」hiro自身の個性。 歌うものが何であれ、JAZZだろうが、Rockだろうが、バラードでもダンス・チューンでも、全てを歌い、全てをhiroの色に染めていく。それこそがhiroの本質。 「新しいhiro」の第一歩に相応しい、象徴的なPVとなったような気がする。


実は、このDVDで一番なのはオフ・ショットなのかも知れませんね。 散策したり、買い物したりの映像も、楽しそうなhiroちゃんが見られて良いんですが、何よりも貴重なのはインタビュー。敢えて中身には触れませんが、ちゃんとした 言葉に成らないようなことまで話してくれていて、ファンには堪らないものになってますね。




今回、改めて読み返して見ると・・・みょーに気合が入ってる文章だなぁ(笑) まあ、曲に関しては色々な機会で語れるけど、PVはなかなか話すタイミングが無いってのもあるから、溜まってたのかも(苦笑) オフ・ショットで、今年の目標は?みたいな会話の時に、「今はやらなきゃいけないことあるし」という発言があって、その当時は何の事か 解らなかったんですが、おそらく映画『バックダンサーズ!』のダンスレッスンのことではなかったのか、と思われます。 そーいう意味でも、貴重な映像だったわけですね。 (2006.09.18 O.H)